【鋼材(刃の部分)】
基本はステンレス鋼で制作します。色々な種類がありますが、花職向上委員会では、
4種程度におすすめをリリースします。ある程度硬さがあるもののみをリリースしています。
どの鋼材でも、安定した仕事ができますので、安心ください。
・ATS-34
ステンレスの中で、最高峰とも言われる非常に安定した鋼材。
仕上がりの良さ耐摩耗性と粘り強さが高いが、加工性は低く量産に向かない上に素材自体も
高価である事から、高級ナイフ素材の代名詞とされている。
実用硬度HRC60〜61
・VG-10(V金10号)
メンテナンスを含め、最も扱いやすい鋼材で、安定供給が可能です。
実用硬度HRC57〜60
・D-2(JIS SDK-11)
ステンレスの中でも炭素鋼に近い切れ味が実現している鋼材です。
切れ味がひときわ異なるもので、耐磨耗性にすぐれかつ粘り強く刃物としての強度は優れている
反面、耐腐食性が弱い。
実用硬度HRC60
・440CP(カウリ)
硬度が最高峰のものです。また腐食性も優れメンテナンスの回数は減りますが、
固すぎて普通の水砥石では研げません。オイルストーンやベルトサンダーを使用します。
また粉末冶金鋼材為、鋼材に「割れ」が発生する恐れがある事から、製造中止した鋼材です。
今回は、ある程度の供給数は用意できるようになりました。
実用硬度HRC62〜64
・ダマスカス 模様が美しいものですが、入手ができたら案内いたします。
ちなみに、一般的なファクトリーナイフでは、440ステンレス(440c,440a)が最も多く
実用硬度はHRC57〜59程度(焼入がファクトリーでは最大幅にならない場合もあります)。
腐食性には優れています。
ちなみに有名な赤い柄のナイフの実用硬度は、約56HRcのようです。
※ このページは、花職向上委員会のページです。
※ ナイフの使い方を公開したもので、正規には、以下のアドレスでご覧下さい。
www.flower-d.com/up/knife/